レーザー治療
いちご状血管腫
いちご状血管腫とは
生下時に何もない皮膚に、しばらくして赤い斑点ができりことがあります。赤い斑点は徐々の大きくなり、生後1歳くらいで、血管腫が一番大きくなります。
その後は徐々に退縮して、6歳くらいまでには自然に縮んでいきます。これを自然消退と言います。
完全に消えてきれいに治る場合と、自然消退しても跡形が残る場合があります。
レーザー治療をする目的
①早い時期、1~2歳までにいちご状血管腫を消退させるため
②自然消退しても残る場合がある皮膚の後遺症を少なくするため
治療方法
・Vビームレーザー治療(色素レーザー療法)
・内服治療(血管腫の増殖が著しい場合や、まぶたの際に血管腫ができた場合は、内服治療を行う場合がある)
レーザー治療の経過
1. 氷等で冷やしながら、レーザーを照射します。
2. 絆創膏などを1~3週間貼ります。
3. 1~3ヶ月かかって色が少し薄くなります。
4. 3ヶ月後以降に2回目のレーザー照射治療を行います。
5. 以後は、これの繰り返しの治療になります。
治療成績
いちご状血管腫のレーザー治療は繰り返しの治療が必要となります。回数を重ねるごとに色が薄くなりますが、場合によっては、色や、膨らみが完全には取れない事があります。
治療費用
Vビームレーザー治療は、健康保険になる。
・3割負担の場合6.000~50.000円(治療範囲により負担額が変動)
・子ども医療費助成がある場合、負担は0%になります。