形成外科治療
副耳
副耳とは
・副耳とは耳の奇形で、生まれたときからあります。
・耳の前や、頬にイボ状にもりあがったでき物です。
・副耳の中には軟骨が入っている場合が多いです。
・副耳があることで何か問題になることはありません。主には見た目の問題になります。
治療方法
摘出手術
生後1歳くらいまでであれば、局所麻酔の日帰り手術が可能です。
1歳を過ぎると全身麻酔が必要になる場合があります。
切除手術の経過
・おおむね1歳までの場合は日帰り手術です。
・局所麻酔で行います。麻酔時に多少の痛みがありますが、手術中の痛みはありません。
・切除から縫合までの時間は場所と大きさで異なりますが、平均10~20分で終わります。
・手術後2~3日目以降は多少水に濡れることも可能です。
・術後1週間前後経ってから抜糸をします。
・1歳以降の場合は全身麻酔での手術になることがあります。その場合は紹介となることがあります。
手術後の傷跡
・傷跡が残ります。
・傷跡は少し赤みをともなっていますが、時間の経過と共に目立たなくなります。
・傷跡の大きさは副耳の大きさにより変わります。
・傷跡は細いしわや線のようになります。
・傷跡が気になる方は、テープ固定治療やスポンジ圧迫治療を数ヶ月行うと、傷跡が目立ちにくくなります。
・ケロイド体質の方は傷跡が目立つ場合があり、ケロイド治療をする場合があります。
治療費用
副耳切除手術は健康保険の治療です。
乳児医療がある場合は数百円です。
2割負担の場合 : 約5,000円
3割負担の場合 : 約7,000円