
稗粒腫(ひりゅうしゅ・ミリウム)
稗粒腫(ひりゅうしゅ・はいりゅうしゅ)とは
・眼の周りや前額部、頬部などにできる黄白色~常色の1mm~3mm程度の丘疹です。
・白ニキビ、汗管腫に外見上は似ていますが、病理組織学的には異なるものです。
・放っておいても問題はないです。
治療方法
① 経過観察(気にならない場合)
② 切開摘出
③ 炭酸ガスレーザー焼灼
摘出治療の経過
・局所麻酔で行います。
・摘出は針か、小さなメスで1mm~2mm程度切開して摘出します。
・治療後3日間程度絆創膏を貼ります。その後4日間程度軟膏を塗ります。
・稗粒腫が皮膚の深くまである場合は摘出できないことができません。
炭酸ガスレーザー焼灼治療の経過
・局所麻酔で行います。
・炭酸ガスレーザーで小さな穴を開けて摘出します。
・治療後3日間程度絆創膏を貼ります。その後4日間程度軟膏を塗ります。
・稗粒腫が皮膚の深くまである場合は摘出することができません。
手術費用
●摘出治療は保険の適応です。
●炭酸ガスレーザー治療は自費の治療です。
※治療箇所や数、大きさにより費用が変わります。診察時に説明を行います。
手術後の傷跡
・摘出治療の跡形は、2週間から1ヶ月経過するとほとんど分からなくなります。
・炭酸ガスレーザー治療の傷跡は、1ヶ月から6ヶ月程色素沈着になる場合があります。
・ケロイド体質の方は傷跡が目立つ場合があり、ケロイド治療をする場合があります。