形成外科治療
耳垂裂
耳垂裂とは
・耳垂裂とは、何らかの原因で耳垂(耳たぶ)がさけてしまった状態です。
・先天性と後天性があります。
・先天性とは耳の奇形で、生まれたときからあります。
・後天性は、ピアスによって耳垂の皮膚が切れた状態になります。
治療方法
●形成手術
切除手術の経過
・日帰り手術です。
・局所麻酔で行います。麻酔時に多少の痛みがありますが、手術中の痛みはありません。
・切除から縫合までの時間は場所と大きさで異なりますが、平均10~20分で終わります。
・手術後2~3日目以降は多少水に濡れることも可能です。
・術後1週間前後経ってから抜糸をします。
・乳児の場合は全身麻酔での手術になります。その場合は紹介となります。
手術後の傷跡
・傷跡が残ります。
・傷跡は少し赤みをともなっていますが、時間の経過と共に目立たなくなります。
・傷跡の大きさは耳垂裂の大きさにより変わります。
・傷跡は細いしわや線のようになります。
・傷跡が気になる方は、テープ固定治療やスポンジ圧迫治療を数ヶ月行うと、傷跡が目立ちにくくなります。
・ケロイド体質の方は傷跡が目立つ場合があり、ケロイド治療をする場合があります。
治療費用
形成手術は健康保険の治療です。
3割負担の場合 : 約30.000円