
赤アザ(単純性血管腫・ポートワイン母斑)
赤アザ(単純性血管腫・ポートワイン母斑)とは
赤あざは正式には「単純性血管腫」や「ポートワイン母斑」と言います。
皮膚が赤く見えるのが特徴で、生まれたときから存在し、一生涯、自然に消えることはありません。
前額部(おでこの真ん中)にできる赤アザを「正中部母斑」と言い、これは成長と共に薄くなる場合があります。
後頭部(首の後ろの毛の生えている部分)にできる赤アザを「ウンナ母斑」と言い、成人しても残る事が多く、毛が生えている部分のため治療しないで、経過観察を行います。
治療方法
・Vビームレーザー治療(色素レーザー療法)
・腫瘤型の血管腫は切除手術を行います。
レーザー治療の経過
1. 麻酔をする。(注射の局所麻酔や麻酔クリームや麻酔シール)
2. レーザーを照射
3. 絆創膏などを1~3週間貼っておきます。
4. 1~3ヶ月かかって色が少し薄くなります。
5. 3ヶ月後以降に2回目のレーザー照射治療を行います。
以後は、これの繰り返しの治療になります。
治療成績
・単純性血管腫のレーザー治療は繰り返しの治療が必要です。回数を重ねるごとに色が薄くなります。
・場合によっては、色が完全には取れない事があります。
・切除手術をした場合は、傷跡が残ります。
治療費用
Vビームレーザー治療は、健康保険になります。
・3割負担の場合6.000~50.000円(治療範囲により負担額が変動)
・子ども医療費助成がある場合、負担は0%になります。