形成外科治療
青色母斑(青ぼくろ)
青色母斑(青ぼくろ)とは
・青色母斑は青あざの一種です。
・普通のほくろに似ていますが、少し青色が強いです。
・大きさは10mm以下のことが多く、わずかに盛り上がっていることが多いです。
・手の甲、足の甲、顔にできることが多いです。
・まれに悪性化(癌化)する場合があります。
・悪性黒色腫(メラノーマ)と区別しにくい場合があるので注意が必要です。
・切除した場合は病理組織検査を行い、詳しく調べます。
治療方法
切除手術
摘出手術の経過
・日帰り手術です。
・診断がつかない場合や気になるときは手術による摘出手術を行います。
・局所麻酔で行います。麻酔時に多少の痛みがありますが、手術中の痛くはありません。
・切除を行います。細いナイロン製の形成外科用糸で縫合を行います。
・切除から縫合までの時間は場所と大きさで異なりますが、平均3~10分程度です。
・通常は、手術後1日間ガーゼによる圧迫をします。2日目以降は多少水にぬれてもかまいませんが、糸で縫合した状態ですので無理はしないでください。
・術後1週間前後経ってから抜糸します。
・抜糸後の傷は少し赤みをともなっています。
手術後の傷跡
・傷跡が残ります。
・傷跡は少し赤みをともなっていますが、時間の経過と共に目立たなくなります。
・傷跡の大きさは部位や青色母斑の大きさにより変わります。
・傷跡は細いしわや線のようになります。
・傷跡が気になる方は、テープ固定治療やスポンジ圧迫治療を数ヶ月行うと、さらにきれいに仕上がります。
・ケロイド体質の方は傷跡が目立つ場合があり、ケロイド治療をする場合があります。
手術費用
摘出手術など検査を行う場合、健康保険の治療です。
3割負担の場合 : 8.000~15.000円
※場所や大きさにより費用が変わりますので、診察時に説明を行います。