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治療内容Treatment

形成外科治療(保険治療)

脂漏性角化症
(老人性イボ)

脂漏性角化症(老人性イボ)とは

 

・加齢とともに皮膚に現れるいぼ状の良性腫瘍です。

 

・基本的には良性の腫瘍ですが、日焼けや刺激を繰り返すと、皮膚癌になることがまれにあります。

 

・肌色や茶色、黒色で、大きさは5mm~4cmとなる物まであります。

 

・顔面や首周り、背中などにできます。

 

・原因は加齢と紫外線により皮膚がダメージを受けることで発生します。

 

・皮膚癌との区別が必要です。

 

・盛り上がりの無い、脂漏性角化症を、「シミ」、「老人性色素斑」とも呼びます。

 

 

治療方法

脂漏性角化症の治療は、2つの方法があります。

 

1. 切除摘出手術

 

2. 炭酸ガスレーザー治療(削る治療)

 

 

切除摘出手術

・手術による切除術が行われます。

 

・注射による局所麻酔を行い、脂漏性角化症を切除します。細いナイロン糸で縫合を行い、約1~2週間後に抜糸を行います。

 

・切除後抜糸後は傷跡も目立たなくするように数ヶ月の間テープや、スポンジを貼ります。線状の傷跡が残ります。ドッグイアーと呼んでいる凸凹が残ることがあります。傷跡がケロイドになるリスクがあります。

 

 

●切除手術による治療(イメージ)

 

 

※瘢痕、再発、ケロイドになるリスクがあります。

 

 

炭酸ガスレーザーによる、削る治療

・局所麻酔を行い、真皮の浅層か、中層まで蒸散します。治療時間は数分です。
 治療後は擦り傷のようになり、小さな穴が開いた状態になります。14日~21日ほどで皮ができて治ります。その間はキズパワーパッドなどを貼ります。

 

・治療後、少し陥没して治っても、6~12か月で、少しずつ皮膚が平らに近づき目立ちにくくなります。

 脂漏性角化症が深い場合は少し陥凹が残ったり、ケロイドになるリスクがあります。

 

・90%以上の脂漏性角化症が1回で除去されます。

 しかし、皮膚の深いところまで脂漏性角化症の細胞がある場合は、少し取り残しになり、再発することがあります。残った細胞は、後日改めて除去する場合もあります。

 

 

 

※瘢痕、再発、ケロイドになるリスクがあります。

 

 

 

治療費

切除手術による治療

治療方法自己負担
切除手術(保健適応)8.000円~15.000円 (3割負担)

※除術や癌の心配がある場合、病理検査をおこなう場合は、保険が適応されます。

 

 

炭酸ガスレーザーによる、 削る治療

治療方法税込(税抜)
3㎜未満1個11.000円 (11.000円)
3~5㎜未満1個22.000円 (22.000円)
5㎜以上1個33.000円~ (33.000円~)