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治療内容Treatment

形成外科治療(保険治療)

脂腺母斑
(しせんぼはん)

脂腺母斑(しせんぼはん)とは

・生まれつき頭部や顔面にできるアザです。

 

・初期は皮膚とほぼ同じ色で、見分けがつきにくいです。

 

・表面がザラザラとして、少し黄色い場合もあります。

 

・頭部にあると、脱毛斑に見えることが多いです。

 

・思春期以降になるとアザがイボ状になります。

 

・成人(30歳)以降になると基底細胞癌などの皮膚がんになることがあります。

 

・必要があれば、小中学生以降で摘出を行います。

 

 

 

治療方法

●経過観察

 

●摘出手術

摘出手術の手順

1.注射の局所麻酔を行い、脂腺母斑を切除します。

 

2.細いナイロン糸で縫合をします。

 

3.約1~2週間後に抜糸を行います。

 

 

 

 

・皮膚を縫合する場合、1層縫合か2層縫合をおこないます。

 

・皮下縫合をおこなう場合には、吸収糸や、非吸収糸を使用します。

 

・切除から縫合までの所要時間は、平均10~30分程度で終わります。

 

・術後数日の間、患部が少し腫れたり、内出血をおこすことがあります。

 

・2日目以降は多少水にぬれても大丈夫です。

 

 

治療後の経過

・傷跡が残ります。

 

・傷跡は、時間が経つと、ニキビ跡や細いシワのようになります。

 

・ドッグイアーと呼んでいる凸凹が残ることがあります。

 

・傷跡の手入れとして、テープ固定等を1~6ヶ月間行うと、かなり目立たなくなります。

 

・傷跡の部分には毛は生えなくなり、禿げます。

 

・傷跡がケロイドになることがあります。

ケロイド体質の方は、傷跡が赤くみみず腫れになることがあります。その場合は術後更にケロイドの治療が必要になります。

 

 

手術費用

切除手術による治療

治療方法費用
切除手術7.000円~18.000円(3割負担)

※ほとんどの場合で保険が適応されます。

 

※脂腺母斑が大きい場合は摘出手術ができないこともあります。